塗装と塗料について

なぜ塗装をするのでしょうか?

■ 傷が付かないように。
■ 汚れが付かないように。
■ 腐食しないように。
■ 色があせないように。

まとめてみるとこんな感じになります。

塗装方法の種類

■ 合成樹脂塗装( ウレタン塗装・セラウッド塗装・エナメル樹脂塗装・UV塗装・メラミン樹脂塗装・アクリル樹脂塗装・水溶性塗装等 )
■ 自然塗料塗装( オイル塗装(オイルフィニッシュ・オイル仕上げ)・ワニス・漆・柿渋等 )
■ 石けん塗装 ( ソープフィニッシュ )
■ ガラス塗装 ( ナノグラスコート )

合成樹脂塗装とは

現在最も多い塗装方法です。日本の約70%(木材塗装を含めた全体の)がこの塗装方法です。 安価で、安定した塗装が出来るのが特徴です。
しかし、原材料の殆どが石油化学製品からなり、地球環境やシックハウス症候群等の環境問題も危惧されています。
最近は環境に健康面にもやさしい塗料(F☆☆☆☆)を使われ始めていますが、塗料の安定性が悪く、良質の仕上げをする為には熟練した技術者が必要です。

ウレタン塗装について

ウレタン塗装とは、木材の表面にウレタン塗料を吹き付け、表面に薄い塗膜を作る方法です。 塗膜を作る事で、汚れを付きにくくしたり、
紫外線による木材の変色を進みにくくします。

ウレタン塗料が薄い膜を作るため、手触りはオイル塗装と比べ、若干ツルツルとした感触です。塗装についてのメンテナンスは特別必要ありません。
ウレタン塗装の原材料は、石油から作られた合成樹脂塗料を使っています。シムスでは環境に健康面にもやさしい塗料(F☆☆☆☆)を使用しています。

自然塗料塗装とは

名前の通り、天然の原料を使って塗装する方法です。日本の伝統である漆や柿渋を使った方法が昔から行われてきましたが、高価で時間がかかるのが難点です。
最近は、オイル塗装(「オイル仕上げ」や「オイルフィニッシュ」とも言います。)という塗装方法が増えてきています。

オイル塗装について

オイル塗装とは、木材の表面にオイルを染み込ませる方法です。
オイルを染み込ませる事で、木材の表面が硬化され、汚れを付きにくくします。塗膜を形成していませんから、木材は常に呼吸をしている感覚です。

木材の素材の質感が残るため、手触りはウレタン塗装と比べサラサラとした感触です。 1~2年に1度、蜜蝋ワックス等でメンテナンスする事で、
木材の風合いを長年に渡りお楽しみ頂けます。
オイル塗料の原料は、自然界から抽出した、植物油を主成分とした物です。シックハウス症候群の方や、自然志向の方にお勧めです。

一般的なオイルは硬化時にホルムアルデヒドを微量ですが発散する時がありますが、完全硬化後には殆どなくなっています。
私の工房で使っているオイルは F☆☆☆☆を取得したオイルを使用していますので安心してお使い頂けます。
オイルが酸化していくことで木材の色が黄変していきますので白い木材の塗装には多少注意が必要です。

石鹸塗装とは

石鹸で汚れをとると同時に木肌に石鹸の脂肪分がしみ込んで汚れにくくする方法です。
テーブルやイスを何代にも亘り、大切に使い続ける北欧の人々の知恵から生まれました。木材がいつまでも呼吸する........そんなやさしい塗装方法です。

欠点として、汚れやすいことです。特に酸性の食品には弱いようです。石鹸のアルカリ性と反応をおこすためでしょうか。
赤ちゃんが安心して使う玩具やシックハウス症候群でおなやみの家族にはありがたい塗装方法の一つです。

また、この塗装方法で仕上げると濡れ色にはなりません。木そのものの感じが表現出来るのも面白いです。
白木の木材にはいい感じですが、膿色の木材にはあまりお奨め致しません。

ガラス塗装とは

殆どの方がお聞きになったことがない思います。最近開発された木材塗装の一つです。私が使って感じたことは紫外線カット効果が他の透明塗料に比べると良いです。
木材に塗った直後での多少の黄変がありますが、その後の黄変は進みにくいようです。ただ、木材の種類によっては水分に反応しやすく輪ジミがでる場合も有ります。
仕上げには、蜜蝋ワックスを使った方がしっとり感が出て好いようです。
横浜市企業提案型SBIR(環境部門)で認定された商品でもあります。

「オイル塗装」と「ウレタン塗装」と「セラウッド塗装」の違い。

商品によって塗装方法を「オイル塗装」「ウレタン塗装」「セラウッド塗装」の3種類から選ぶ事が出来ます。
下の写真は、ウォールナット材の木材にオイル塗装、ウレタン塗装、セラウッド塗装をした写真です。( ※ 写真をクリックすると拡大表示されます。 )
並べて真上から見ると、どの塗装方法も見た目の大差は感じられませんが、光に反射させると「オイル塗装」は表面に塗膜を作らない為マットな質感で、
「ウレタン塗装・セラウッド塗装」は表面に塗膜を作るので光が反射し艶があります。「ウレタン塗装」は表面に薄い塗膜を形成しますが、
「セラウッド塗装」は表面を完全に塗膜で覆っています。その為「セラウッド塗装」の方が艶があり、手触りはツルツルとして、汚れ等にも強いです。
塗装方法により塗料の原材料の違いや、色味の変化、メンテナンス等が異なりますので、お好みの塗装方法をお選び下さい。

● オイル塗装について

オイル塗装(「オイル仕上げ」や「オイルフィニッシュ」ともいいます。)とは、木材の表面にオイル塗料を染み込ませる方法です。
オイルを染み込ませる事で、木材の表面が硬化され、汚れを付きにくくします。塗膜を形成していないので、
木材は常に呼吸をしている感覚です。木材の素材の質感が残るため、手触りはウレタン塗装と比べ、さらさらとした感触です。
1~2年に1度、蜜蝋ワックス等でメンテナンスすることで、木材の風合いを長年に渡りお楽しみ頂けます。
シムスでは環境に健康面にもやさしい塗料(F☆☆☆☆)のオイル塗料を使用しています。
シックハウス症候群のお方や、自然志向の方におすすめです。
» 詳しくはメンテナンス用オイルについてのこちらのページをご覧下さい。

● ウレタン塗装について

ウレタン塗装とは、木材の表面にウレタン塗料を吹き付け、表面に薄い塗膜を作る方法です。
塗膜を作る事で、汚れを付きにくくしたり、紫外線による木材の変色を進みにくくします。
オイル仕上げの様に木目(導管部)を詰めす、薄い塗膜を作る「オープン仕上げ」という塗装方法で仕上げていますので、
オイル塗装と見た目には極端な違いは有りません。手触りはオイル塗装と比べ、若干ツルツルとした感触です。
塗装についてのメンテナンスは特別必要ありません。
ウレタン塗装の原材料は、石油から作られた合成樹脂塗料を使っています。
現在は、塗料による地球環境やシックハウス症候群等の問題も危惧されています。
シムスでは環境に健康面にもやさしい塗料(F☆☆☆☆)の塗料を使用しています。

● セラウッド塗装について( 2011年9月12日から加わった塗装方法です。 )

セラウッド塗装とは、木材の表面にセラウッド塗料を吹き付け、表面に塗膜を作る方法です。
オイル塗装やウレタン塗装と比べ、艶がありツルツルとした手触りで、高架橋のウレタン樹脂をベースとし、
さらに分子レベルで作用する超微粒子のファインセラミックスを複合することで、強靭な塗膜が形成され
高い耐候性・耐汚染性・耐熱性・耐久性があります。
環境にも配慮しており、ホルムアルデヒドをはじめとする厚生労働省が策定しているシックハウスの要因物質は、
一切配合していないため、インテリアの塗装にも安心してご使用いただけます。環境に健康面にもやさしい塗料です。

特殊な紫外線遮断構造トップコートとして塗装することで、基材から中塗りに至るまで商品全体を紫外線による劣化から守ります。
高架橋のウレタンとファインセラミックスの効果で、汚れが内部に浸透することなく、除去することができ、輪染みも出来にくいです。
従来のウレタン塗料よりも高熱に耐えることが出来ます。沸騰水が入ったやかんなどを直接置いてもセラウッドの塗膜は熱の影響もほとんど受けません。

※ただし木材自体が熱により変形する場合がありますのでご注意ください。


どちらの塗装方法も安全な塗料を使用しておりますので、小さいお子様や化学物質に敏感な方がいるご家庭でも安心してお使い頂けます。
より自然な方がよろしいというお方には「オイル塗装」をおすすめ致します。
汚れや、メンテナンスを気にされるお方には「ウレタン塗装」「セラウッド塗装」をお奨め致します。
色味の変化は、塗料の性質上「オイル塗装」の方が出やすいです。 (長時間掛け変化するため、ずっと見ている分には変化に気付かないくらいです。)

また、どちらの塗装方法も、直射日光をなるべくお避け頂く事と、水で濡らしたらなるべく早めに拭き取る様にして下さい。
輪ジミ、色味の変化、反り等を抑えることが出来ます。

只今、セラウッド塗装の木材サンプル請求は行っておりません。

塗装方法について不明な点は、お気軽にメール・電話にてお問い合わせ下さいませ。